悪くない条件なのに、前に進んでいる感じがしない
まずは、簡単な自己紹介から。
31歳、既婚。年収は900万円。残業は月20〜30時間ほどで、裁量もそれなりにあります。客観的に見れば、条件はそこまで悪くないと思います。
それでも、このまま今の仕事を30年以上続けている自分の姿は、まったく想像できませんでした。
「不満があるか」と聞かれれば、はっきりした答えはありません。仕事が回っていないわけでもないし、評価もされています。生活も安定しています。
ただ、「この方向でいいのか」という違和感だけが、ずっと消えない。追い込まれているわけではないけれど、前に進んでいる実感もない。そんな状態が続いていました。
仕事はきちんと終わるし、毎日は問題なく回る。それなのに、何かが積み上がっている感じがしない。20代で積んできた経験や体力の貯金を、少しずつ切り崩しながら生きているような感覚がありました。
「今は大丈夫」と言うことはできますし、実際そうなのだと思います。でも、その言葉を自分に向けると、安心よりも先延ばししている感じのほうが強く残る。ぜいたくな悩みだと言われれば、その通りかもしれません。
30歳のときに転職をしました。前職はブラック寄りで、仕事の内容もあまり好きではありませんでした。そこで、メーカーのコーポレート職に移りました。
未経験の業務でしたが年収は微増し、働く時間は減りました。生活はかなり楽になり、条件としては妥当な判断だったと思います。
ただ、転職して1年半ほど経った頃、これが自分のやりたかったことなのか、この仕事をあと30年以上続けるのか、そう自分に問い直してみると、答えははっきりNOでした。
結果的に、場当たりになっていたと気づいた
振り返ってみると、これまでの自分は何も考えずに選んできたわけではありません。その場その場では合理的に判断してきたつもりでした。条件を比べ、リスクを考え、「今の自分にとってはこれが妥当だ」と思える選択を重ねてきました。
ただ、人生全体を一つの構造として捉えられていなかった。キャリア、お金、働き方、将来像。それぞれは考えていたけれど、同じ設計図の上で扱ってはいませんでした。
だから結果的に、判断同士がつながらず、振り返ると場当たりになっていたのだと思います。
30代に入ってから、そのことが無視できなくなってきました。時間も体力も無限ではありませんし、家族という現実も、これからさらに重くなっていきます。雰囲気や勢いだけで選び続けるには、現実は少し重すぎると感じるようになりました。
モチベーションや覚悟に頼るやり方も、長くは続きませんでした。調子がいいときは回るけれど、一度崩れると、すべて止まってしまう。欲しかったのは、感情に左右されずに回り続ける仕組みでした。
だから、人生をプロジェクトとして扱ってみる
そこで、人生を「プロジェクト」として扱ってみることにしました。正解を最初から当てにいくのではなく、判断基準を置き、優先順位を決め、ズレたら修正する。考えて、設計して、実践してみたら何が変わるのか。それを確かめるための試みです。
このブログで、成功談を書きたいわけではありませんし、完成した答えを提示したいわけでもありません。同じような違和感や不安を抱えている人に、「考え方はここまで開示できる」ということ、そして「考えて、設計して、実践してみると、こんな変化が起こりうるかもしれない」ということを、そのまま残していきたいと思っています。
ここから先は、その実験の記録になります。うまくいったことも、ズレたことも、そのまま書きます。
まだ壊れていない人生を、壊さずに方向修正できるのか。その過程を残していくつもりです。
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