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Design② なぜ人生を「設計」するのか

目次

この記事の位置づけ

前の記事では、「人生は設計できない、でも航路は引ける」という前提を置いた。
そして、Frameworkでは、
・人生は同時並行で進むこと
・予定は必ず崩れること
を確認してきた。

ここでは、その前提を受けて、
それでもなぜ「設計」という考え方が必要なのか
を、もう一段だけ掘り下げる。


人生は、放っておくと「今日を回すだけ」になる

人生を設計しないままでも、人はちゃんと生きていける。
仕事もするし、生活も回るし、大きな事故が起きないことも多い。

ただ、その状態が続くと、人生は次第にこうなる。

・目の前の予定をこなす
・直近の評価や数字に反応する
・その場で一番困っていることを優先する

これは怠慢でも無計画でもない。
むしろ、とても合理的な振る舞いだ。

問題は、それが「唯一の判断軸」になってしまうことにある。


判断が「今」に引っ張られ続ける

設計がない状態では、判断の基準は常に「今」になる。

・今日の忙しさ
・目の前の不安
・直近の成果や評価
・その場の感情

それらが、無意識のうちに判断を支配する。

これは意志の弱さではない。
人間の構造の問題だ。

同時に考えるには、人生は複雑すぎる。
だから人は、いま一番強く見えているものに引っ張られる。


設計とは、未来を決めることではない

ここで、このブログで使う「設計」という言葉を、もう一度はっきりさせておく。

設計とは、
いつ、どこで、どんな仕事をして、
いくら稼いで、どんな生活をしているかを
事前に確定させることではない。

未来を固定することでも、
最短ルートを描くことでもない。

このブログで言う設計とは、
判断が場当たりにならないように、前提を置いておくこと
だ。


前提があると、判断の質が変わる

前提がないまま判断すると、
人はその都度、材料を集め直すことになる。

・今回は年収を重視する
・今回は時間を優先する
・今回は不安を避ける

基準が毎回変わるから、
決めても納得できない。
後から何度も揺れ戻る。

一方で、判断の前提があると、
その場で迷っても、
「何を基準に選んだか」を説明できる。

結果が想定と違っても、
判断そのものを振り返ることができる。


設計は、自由を奪わない

「設計」と聞くと、
人生が縛られるような感覚を持つ人もいる。

だが、実際は逆だ。

前提があるからこそ、
・何を優先するか
・何を捨てるか
・何を今はやらないか
を、自分で選べるようになる。

設計は、選択肢を減らすためのものではない。
選択を、自分の手に戻すための考え方だ。


なぜ、Designというレイヤーが必要なのか

Frameworkで構造を整理すると、
「何が同時に走っているか」は見えるようになる。

だが、それだけでは足りない。

・どこにリソースを置くか
・予定が崩れたとき、どこに戻るか
・判断が揺れたとき、何を基準にするか

これらは、構造だけでは決まらない。

だから、Frameworkの次に、Designが必要になる。


まとめ

人生は、設計しなくても回る。
でも、設計しないままでは、
判断はどうしても「今」に引っ張られ続ける。

設計とは、未来を固定することではない。
判断の前提を、あらかじめ自分の中に置いておくことだ。

次の記事では、
その設計を支える重要な視点──


「見ている範囲が、判断を決めてしまう」

というテーマを扱っていく。

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