MENU

Philosophy①人生プロジェクトマネジメントとは?

目次

このブログにたどり着いたあなたは、きっとこんな感覚を持っているんじゃないかと思う。

「人生も、プロジェクトみたいなものだよな。だったら、ちゃんと管理できたほうがいいはずだ。」

目標を立てて、計画を引いて、進捗を見て、振り返る。仕事ではそれで成果を出してきた。だから人生にも、同じ考え方を使えないかと思う。その感覚は、とても自然だし、かなり筋がいい。

実際、人生には転職、資格取得、資産形成、引っ越しなど、明確な目的と期限を持つ「プロジェクトっぽい出来事」がたくさんある。それらをプロジェクトとして扱えば、判断は整理されるし、失敗の確率も下がる。

ただ、ここでひとつだけ、知っておいてほしい前提がある。
それは、人生そのものを「ひとつのプロジェクト」として扱おうとすると、うまくいかなくなるということだ。

第1章|人生はプロジェクトではない(でも、プロジェクトは役に立つ)

結論から言うと、人生そのものは、ひとつのプロジェクトではない。

人生には、「ここまでやれば終了」という期限もなければ、「この状態になれば成功」という完成形もない。
一方で、人生の中にはプロジェクトとして切り出したほうがいい場面が数多く存在する。転職も、資格取得も、投資も、引っ越しも、切り出してみれば、どれも立派なプロジェクトだ。

ややこしいのはここだ。
人生は「プロジェクトの集合体」ではあるけれど、人生そのものを一つのプロジェクトとして管理しようとすると、途端に苦しくなる。

プロジェクトは価値を生み出すための手段であって、目的ではない。
成果を出すための道具にすぎない。

このブログで扱いたいのは、人生をプロジェクトとして管理する方法ではない。
人生という長い時間の中で、プロジェクトをどう使いこなすか、という話だ。

第2章|人生は「長期的な価値実現の過程」

このブログの前提を、ここではっきりさせておく。

このブログでは、人生を「長期的な価値実現の過程」として捉えている。
少し硬い言い方だけれど、言いたいことはシンプルだ。

この選択は、人生全体で見て得か。

年収は上がるか。自由度は増えるか。家族との時間はどうなるか。将来の選択肢は広がるか。
短期的に正しそうな選択が、長期的には自分を追い込むこともある。
逆に、一時的には遠回りに見える選択が、あとから効いてくることもある。

だから必要なのは、目の前のプロジェクトを「うまく回す」ことよりも、人生全体として整合が取れているかを見る視点だ。
この視点を持つだけで、迷い方そのものが変わってくる。

第3章|人生は順番ではなく、同時並行で進む

人生を考えるとき、人はつい「順番」で考えたくなる。

まず仕事。次にお金。落ち着いたら家庭。余裕ができたら健康。

でも、現実の人生はそんなに行儀よく並ばない。
仕事、家族、資産、健康、学習、人間関係。これらはすべて同時並行で進み、互いに影響し合っている。

だからこのブログでは、人生を一本の工程としては捉えない。
いくつかの領域に分解して、同時に眺めることを前提にする。

ここで大事なのは、それぞれを個別に最適化しないことだ。
仕事だけ絶好調。でも健康はボロボロ。家族との関係は後回し。
そんな状態が続けば、どこかで必ず歪みが出る。

目指したいのは、すべてが完璧な人生ではない。
人生全体として、無理が少なく、前に進んでいる状態だ。

第4章|人生は分けて眺めると、扱いやすくなる

ここまでの話を踏まえると、人生を考えるときの有効な視点がひとつ見えてくる。
それは、人生をひとつの軸で管理しようとしない、ということだ。

仕事だけ。お金だけ。家庭だけ。
どれか一つで人生を説明しようとすると、必ず無理が生じる。

だからこのブログでは、人生をいくつかの領域に分けて眺めることを前提にしている。
プロジェクトマネジメントで言えば、人生を複数のWBSに分解して見る感覚に近い。

ここで重要なのは、どう分けるか自体に正解はないという点だ。
仕事と学習を一体で捉える人もいる。家族と人間関係を分ける人もいる。健康を最上位に置く人もいれば、そうでない人もいる。

分け方は、人によって違っていい。
大事なのは、自分なりの切り分けを持ち、全体を同時に眺められる状態をつくることだ。

人生を前に進めるとは、それらすべてを常に最大化することではない。
今はここに力を入れる。ここは意図的に抑える。これは今はやらないと決める。
そうした配分を、人生全体を見渡しながら判断していく。

このブログでは、そんな「人生をWBSとして扱う視点」を土台に、具体的な考え方や実践ログを展開していく。

おわりに|まず「目的」がなければ、管理は始まらない

ここまで、人生をプロジェクトマネジメント的に捉えるための前提と考え方を整理してきた。

人生は、ひとつのプロジェクトではない。
でも、人生の中にはプロジェクトとして扱えるものがたくさんある。
人生は順番ではなく、同時並行で進む。
だから、分けて眺めたほうが扱いやすい。

ただ、ここで一つ、どうしても避けて通れない問いが残る。

何を基準に判断すればいいのか。
どこに力を入れるのか。
どこを抑えるのか。
何をやらないと決めるのか。

これらを決めるには、人生全体として、何を目指しているのかという軸が必要になる。
目的がないままでは、プロジェクトをいくら整理しても、判断は場当たり的になる。

逆に言えば、目的さえ定まっていれば、迷いはゼロにならなくても、「納得して迷う」ことはできるようになる。

次の記事では、このブログの土台になる「人生の目的」をどう定義するかについて掘り下げていく。
抽象論ではなく、日々の意思決定にちゃんと使える形で。

少しでも引っかかるものがあったなら、この先も一緒に整理していこう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次