この記事の位置づけ
前の記事では、人生をWBSに分けて「同時に何が走っているか」を見えるようにした。
この記事では、その前提の上で、もう一段深い現実を扱う。
人生は、分けて見えるようにしても、なお予定通りには進まない。
むしろ、予定通りに進まないことのほうが普通だ。
人生では、予定が崩れるのが前提
想定外の仕事が入る。
急な調整が発生する。
体調を崩す。
家族の用事が割り込む。
こうした出来事は、避けられない。
起きること自体をコントロールすることはできない。
問題は、それらが起きることではない。
起きない前提で人生を回してしまうことだ。
「落ち着いたらやろう」は、ほとんど来ない
多くの人は、心のどこかでこう考えている。
本当は大事だと思っている。
でも、今は余裕がない。
落ち着いたら取り組もう。
けれど現実には、完全に落ち着く時期はほとんど来ない。
一区切りついたと思ったら、次の調整が入る。
余裕ができたと思ったら、別の用事が増える。
予定を崩す出来事が起きない期間のほうが、むしろ例外だ。
問題は「起きること」ではなく「前提」にある
忙しいからできない。
想定外が多いから進まない。
一見もっともらしいが、本当の原因はそこではない。
問題なのは、予定を崩す出来事が起きる前提で、
時間や体力、思考の余白を配分していないことだ。
その結果、
・目の前の対応に追われる
・余力が削られる
・何を優先するか考える力が落ちる
という状態が続いてしまう。
大事なことは「余った時間」では進まない
健康、学習、人間関係、将来の設計。
これらは、
今すぐ困るわけではない。
でも、後から確実に効いてくる。
という共通点を持っている。
だから、その日の対応が一段落した“あと”にやろうとすると、
ほぼ確実に後回しになる。
これは意思の問題ではない。
最初から、そうなる構造になっているだけだ。
予期せぬ事態は、予期しないと対応できない
ここで、このFrameworkの軸をはっきりさせておく。
予期せぬ事態は、予期しないと対応できない。
起きること自体はコントロールできない。
でも、
起きる前提で考えるか
起きない前提で組み立てるか
は選べる。
このFrameworkで置き換えたいのは、
行動や努力ではなく、前提の置き方だ。
次に考えるべき問い
ここまでで見えてきたのは、次の現実だ。
予定は必ず崩れる。
何もしなければ、大事なことから削られていく。
では、どうすればいいのか。
予定が崩れても、
大事なことに使うリソースをどう確保するか。
判断の軸に、どう戻れるようにするか。
それを扱うのが、次のレイヤー──
Designだ。
まとめ
人生は、予定通りに進まない。
それは失敗でも、不手際でもない。
問題は、予定が崩れる前提を、
最初から組み込んでいないことだ。
予期せぬ事態は、予期しないと対応できない。
この前提を置くだけで、
人生の組み立て方は、次の段階に進む。

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